ウッドデッキ

名東区のお客様宅にて。
リビングやダイニング・廊下から見ることができる、中庭のウッドデッキ。
外部と内部の関係性が素敵な住まいでした。

但し中庭が閉鎖的な環境ということもあり、ウッドデッキがシロアリの被害にあっていました。
そこで今回の工事では、既存ウッドデッキの撤去をしたのちに防蟻処理を施します。




湿気・食べ物(木材等)・水分などの条件が整うと、シロアリ被害の可能性が高まります。
生存しづらい状況を作ることが大切です。
防蟻処理をして乾燥させた後、ウッドデッキの再施工を行いました。




今回は鋼製束を使用して、木材と地面との物理的な距離を空けました。
またデッキ側面は塞がず、デッキ材の隙間も空けて空気の循環を図ります。



使用したデッキ材は屋久島地杉です。
地杉の芯材のみを乾燥させ、再割したデッキ材で、通常の杉と比較して芯材部分に油分含有量が多いため、耐久性・耐候性に優れています。
表面にはキシラデコール(木材保護塗料)で塗膜を付けました。



室内の延長上にある閉鎖的な中庭空間。
植栽とガラスと化粧筋交いをウッドデッキが一つの空間に繋ぎます。
季節を感じられる素敵な空間に仕上がりました。