木箱

気づけばあっという間に年末です。
少し前まで暑い暑いと言っていたのに、もう2023年が目前。
今は寒い寒いと、防寒具とカイロにくるまれ必死に動いています。

自分が思っている以上に、時間大切にしていきます。




最近は上棟があり、雨仕舞含め外部の作業をしていました。
こちらは設計事務所の現場です。年明けに内部の造作工事行います。
また年内完成予定としていた、改修工事現場や外部修繕現場、また新たに始まる解体現場と、バタバタと日々過ごしています。
ありがたい限りです。



その中でも今回は題名にもありますが、家の中に木箱を造りましたので、いくつか写真と共に説明したいと思います。

現場は築12年の住宅です。
リビングとダイニングが一体化して、もともとダイニングだった場所が、使いどころのない物置場所となっていました。
ベランダに物干しスペースはありますが、風が強いことや近くの畑から虫が飛んでくるのが酷で、室内干しが主へ変更したとのことでした。
ベランダをサンルームに変える等も考えましたが、趣味の天体観測ができなくなるのはNGなので、今回は内側の提案としました。

計画用途は、室内物干しの場です。
それと合わせて急な来客時にも、物を少し隠せる場が欲しいとの要望でした。










リビング側から見える面には桧の羽目板を横貼りました。
また内側は※内装用モイスの素地で仕上げました。

※けい酸カルシウム板をベースに天然鉱物のバーミキュライト、珪藻土などを配合した商品で、調湿性・耐火性・耐久性に優れた内装仕上げ材です。
有害物質を含まず、天然素材のみで造られているため、土に還すことができる素材です。



整った綺麗な家も良いですが、何か物を少し隠したりできる場所は人間らしくて私は好きです。
家は長い間住み続ける場所なので、気持ちが張り過ぎないくらいの居心地の良さが必要だと思います。
日当たりが良い場所なので、また使い心地を聞きに伺おうと思います。

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